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牌効率というものを改めて考える
カテゴリ: 麻雀
             20182201
この牌姿から何を切りますか?

パッと見9s切りそうですね。ちなみに最近出た戦術本のおすすめは打4pだそうです。


20182202

なるほど。手牌の効率で言うと確かに打4pが最強のようです。しかし打4pはテンパイはまぁしやすいとしても上がれるのか?という疑問も出てきます。打4pからツモ4sとか1ミリも面白くないですし。でも受け入れ自体は打4pが多いわけで。そもそも麻雀における効率とはなんなのか?


・効率とは?
手牌を無駄なく最大限有効に使う「牌効率」という言葉があります。人によって微妙に解釈が違うのですがおおよそ「鳴きやらの要素は無しにして一人で牌をツモって捨ててを無限に繰り返してしてもっとも早く聴牌をする場合の最適解」と言った感じで使われることが多いです。リーチが強い現代の麻雀ではこれを優先することが非常に大事とされています。

それと同じように「好形テンパイ効率」というものがあります。これはその名の通りテンパイ時に好形になる受け入れの枚数で優劣をつける選択のことです。これを元に考えると

打4p→ 1m3m4m6m8m5s7s 7種23枚

打9s→ 1m3m4m6m8m2p3p5p6p 9種30枚

※カンチャンペンチャンを上回る5枚以上のアガリ牌があるものを好形とする

テンパイだけではなく好形リーチを打つことを目的とした場合、打9sの方が有利であることがわかりました。麻雀に打ち慣れてる人は好形テンパイ効率を優先して9sを選ぶ人が多いと思います。

しかし本当にそうでしょうか?いいリーチをかけることは大切です。しかし現代ではリーチの強さがより際立っており早くリーチをかけることも同様に大事と言われています。その中でなぜ人は9sを切りたいと思うのでしょうか?その謎を追うために僕はインターネットの最深部に旅立ちました。


・確率で考える
どこで読んだか覚えてないのですがどこかで読んだ考え方。

とある手で
1向聴から80%の確率で聴牌、そこから20%であがりになる手順Aがあるとします。

もうひとつ同じ手で
1向聴→聴牌は50%しかありませんが聴牌→あがりの確率は40%である手順Bがあります。

これは果たしてどちらが有利な手順なのでしょうか?

Aの手順で最終的にあがりになる確率は16%

Bの手順では最終的にアガリになる確率は20%

となりBの手順の方があがりやすいということになりました。全体のパーセンテージの合計はAの方が大きいにもかかわらずです。(もっといい数値の設定があると思うんですが僕も数字が得意ではないので一応の例ということでこういうものを出しました。いい例があったら数字入れなおすので教えてくださいw)

基本的にこういう問題ではクリア率の極端に低い箇所があると全体の成功率がガクッと落ちてしまいます。

麻雀でいうと基本的に受け入れが一番少なくなる「聴牌→あがり」が最も難い箇所になります。つまりそれほど難しくない箇所である「1向聴→聴牌」を急いでも最高難易度の「聴牌→あがり」の部分の成功率が低ければアガリに近づいているとは言い難いということです。

これを踏まえて一番最初の牌姿で考えるといずれを切ってもテンパイはしそうなので好形になりやすい打9sがあがりまでの効率はよさそう、ということになります。


・麻雀のゲーム性を考える

しかし確率の答えを額面通り麻雀に当てはめてもいいものでしょうか?麻雀は確率だけのゲームではありませんしリーチには威嚇効果もあります。ただ僕としては相手の聴牌までまだまだであればこちらもその猶予を好形を作るために使いたいしもし相手が聴牌間近であれば押し返しも想定されるためあがりにくい愚形リーチを打つべきではないと思います。

つまり「相手が早いにせよ遅いにせよ焦って急いで愚形リーチをかけるという行為はメリットが少ない」と思っています。麻雀は加点しないと勝てないので猶予があるならばその猶予を足止めに使うよりはめくりあいに強くツモ点数上昇の恩恵を受けやすい好形を求めることに使いたい。

この考え方(僕の考え方ですがw)を元にするとゲーム性を踏まえても打9sで若干聴牌率が下がっても好形リーチを打ちに行った方がよさそうに思えます。


・真実は1つ?
では最終的に打9sが優れているとしてでは麻雀の強さとはここで打9sを切れることでしょうか?基本的にはそうです。安定していくためには打9sをデフォルトの打牌にしておくべきでしょう。その中でさらに上を目指すなら「基本は打9sだが打4pとするケースも知っておくべき」という感じでしょうか?

(天鳳想定)
・ダントツの時→天鳳ではトップがそこまで貴重ではないためダントツのリーチに向かって行きにくいというのがあります。特に下が競ってる時は狙い目。親が遅そう(まだオタ風や19牌を処理してる)な時はテンパイ率MAXで愚形になったらさっさとリーチで局を流してしまうのも手です。親以外に振り込んでもまぁ局が進むのでよしとします。

・残り局数が少なく点棒もあまりない。→残り局数が少ないと速攻やアシストが多発します。それを止める為にもとりあえずリーチ、というのはあり。リーチをしない数順の猶予が死を招くので相手を縛る意味でも早くリーチをしてしまいたい。局を流されると辛い立場ならそれをさせないように最速でリーチを打ってあとは祈る。

パッと思いつくのはこの二つですかね。基本的にはオーソドックスな打牌を理解していて例外のケースに対応できる、というのが麻雀が強いということかなと思います。


・牌効率は手段の1つ
「牌効率」(手牌を無駄なく最大限有効に使う)という単体で見れば4pもいいのですがそれが素直にあがりに繋がっているかどうかは別問題です。最初のうちは牌効率という目に見える要素を最大限優先するのもいいと思います。目に見えないものを見ようとしても望遠鏡を担いで深夜二時に出かける羽目になってしまいますし。しかしそこから一歩進むためには「牌効率は目的ではなくアガリまでの手段の1つ」というように考えるべきだと思います。「あがるためにはどうするか?」そしてアガリさえもトップを取るための手段としてとらえられるようになれば選択に幅が出てくると思います。


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編集 / 2018.02.20 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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メカゼットン

Author:メカゼットン
健康麻雀の講師をやっています。天鳳十段だったこともありました。

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