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Mリーグ(ほぼ)完走と麻雀における余白の話
カテゴリ: 麻雀
「最善の選択は常に一つ」

これは麻雀の真理だと思います。微差であったり状況で変わったりその後の対応の難しさはあったりしても瞬間の最善というのは常に一つです。

そしてそれを選び続けることの出来るものこそが真の麻雀強者であると。しかしこれには大きな問題が一つあります。それは「人間にはそれが可能なスペックがない」という点です。

僕もメンバー時代はパーフェクトな1000打を打つべきだと思っておりそれを模索しないものは甘えだと思っていました。でもそれって無理なんですよ。模索するだけなら可能なのですがその思想をもって麻雀を10年、20年続けることって9割くらいの人には無理なんじゃないかと思います。

なぜなら「楽しくない」からです。

麻雀は正解が分かりにくいうえに正解を選んでも失敗することが多々あります。そういうゲーム性の中で模索を続けかつ10年さらには20年と続けること、、、、無理ですよね?

「模索することが好きな人は出来るのでは?」と思うかもしれませんが模索することが好きでもそれがダイレクトに結果に反映する方がいいに決まっています。模索するのは成果を出すためにするのであってその成果が分からない(分かりにくい)ものより明確なものの方が模索するに適しているでしょう。

そんな9割の人が無理だと思われる麻雀の強さへの探求を諦めなかった1割の人間が集まるMリーグが・・・という持ち上げる話ではないんです。

僕は特定の選手やチームに大幅に肩入れしているわけではないんですがMリーグへの応援の気持ちはあるのでどこかのサポーターになろうとは思っててまぁ縁もあったので麻雀格闘倶楽部のサポーターになりました。動機付けがあると興味も湧きやすく格闘倶楽部が出る日はなるべく見るようにしています。そして先日寿人選手が登板した日に。このような場面がありました。

寿人選手が微差ながらトップで迎えたオーラス

オーラス
東 寿人選手34800
南 園田選手31300
西 勝又選手14200
北 石橋選手19700

2019291.png

ドラ1m

から打5p。おそらく1500や2900は要らないから七対子をメインに一撃で決めに行くぞという一打でしょう。

そしてそこからライバルの園田選手に仕掛けが入ったあとこのようになります

2019292.png

七対子に決めたあとここから打2m。園田選手の現物かつ七対子の一向聴は維持。

現状2着との差が3500差なので聴牌料でもまくられるためTLでは打6mの方がいいんじゃないかという意見が多くみられました。結局この試合は聴牌料でまくられてしまいました。ゆえにその声も大きくなったところもあるのですが僕はこれを打2mとするのはすごく好きだな、と感じました。

別にこれは「~なので打2m有利」という話ではなく打ち手としてのストーリーの話なんですよ。

最初の牌姿で七対子で一撃で決めるつもりだった。そしてそのプランはまだ全然不可能になっていない。なら七対子になる前に6mで2000点直撃はかなり痛いし順子手はもとからいらないから打2mで聴牌したらぶつけてやるよ、と。これって前の牌姿から打5pを打った時とブレがないんですよね。点でみると最初の牌姿から5pを切っても6pを切ってもいいし後の牌姿も2mでも6mでもいいと思います。

しかしその点を並べた時に最初の牌姿で5pを打ったにも関わらず早めにケイテンを意識して打6mは点と点がつながらない。

一つ一つの点の正確さよりも点をつないだ時にそれらが線になること、この方が僕は大事なんじゃないかなと思っています。

こういうことをいうと過激派に「線とかそういうのいいから毎回最善を尽くすだけでしょ」と言われたりもするんですがまぁもうちょっと聞いてください。

麻雀って100パーセントって無理なんですよ。勝ち方だってたくさんあって色んな打牌があってどの打牌も97点とかそういうことも多々ある。

唯一の勝ち方しか求めるべきではないなら打ち方の大幅に違う村上選手かたろう選手のどちらかは大幅に道を誤っていることになります。そんなことないでしょ?

たぶん麻雀の選択(打牌)って100点の打牌ってそんなになくて一人でやるならいいんですけど麻雀限らず相手がいる以上ゲームでは毎回100点って取れないんですよね。

前も紹介したんですけど

ナゲさんと言う方のブログに

ナゲブログ

・対戦相手も選択肢を選んでいるため、局面によって答えが変わる。
・選択肢を誘導できても、相手の行動を読み続けることは難しい。
・安全な選択肢だと思っていても、読まれていれば予想以上のリスクを負うこともある

とにかく「どうやっても不正解を引くときはあるから、負けることは気にせず、通ると思った選択肢を選んでいこう」と考えていくようにしました。



というのがあります。麻雀も一緒ですね。

だから僕は今は80点以上の選択が出来ればいいな、と思っています。そして残りの20点分の余裕は好きに使う。

もちろんその20点分の余裕を点数を上げるために使うのもいいと思います。特に生活のかかってるメンバーなどはそういう使い方をすべきという思想になりがちです。でもたぶん本当に強いというのはその余裕を期待値を追うだけに使うのではなく様々な使い方を出来る人のことなんだと思います。

僕もメンバー時代は「ちょっと面白そうだけど多分損だよな?」みたいな選択肢は全部切り捨ててきました。その流されない精神こそが強さの源だと思っていたからです。でもそうじゃなかった。多分「ちょっとしか損じゃないしこっちやってみるか」で様々な択を持つ人の方がおそらくは強いんですよね。

こちらが最善だけをガムシャラに求めているのにやや損な選択をちょいちょいしている人に勝てないのは基礎雀力の差という理由だけではないと思うんですよね。

最強の選択を求めることは非常に大事なのですがそれしかしないのでは麻雀に幅が出ません。

こういう話は納得しない人が多くいるのも分かっています。僕もそうでした。でも今すぐは納得できない人もいつかストンと自分の中に入り込んでくる考え方だと思うので頭の片隅においておくときっと得るものがあると思います。


話がそれましたがMリーグの話に戻ります。

僕はMリーグはその20点分の余白に込めた意思のぶつかり合いだと思うんですよね。

だから面白い。皆が一人一人勝手に最善を追うだけのゲームでなくキチンと意思がぶつかってるから面白いんだと。そういう意味で寿人選手の2mに僕は意思を見て(勝手にですが)すごくよかったと感じました。上から目線とかではなく『おおーー。こもった打牌だなーwwww』って感嘆の意味でね。


そして2/8の多井選手の無双も方向性として似たようなことを感じていました。多井選手が強いのはもちろんとして他のチームの選手はもうトップをとるしかなく選択肢があんまりなかったと思うんですよね。当日1戦目の朝倉選手だけがある程度選択肢を持てた状況だったように思います。そうなるともう意思もなにも入れられずただ大きく振りかぶりざるを得ない。それに合わせて多井選手は打つ。他は合わせられてるとしてももう選択肢の幅を取ることはできない。そうなると・・・結果はああなりがちですよね。

そんな感じで一か月くらいで飽きるかなと思ってたところもあるんですが結局ほぼ完走してしまいましたw麻雀格闘倶楽部がファイナルに残って欲しいというのもあるんですがアサピンさんもがんばって欲しいのが悩ましいところですねwまぁ7チームと言うことは最速でも全員が優勝するまでに7年関わるわけだし広島カープに至ってはなんとにじゅ・・・・  
(ここで文章は終わっている)


ユーチューブでちょこちょこ牌譜検討配信もやっています。
登録1000人目指してるんで登録してくれー!(っ´ω`c)三(っ´ω`c)

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「タクミル」というサイトで天鳳の牌譜とスカイプを使って自宅で受けられる麻雀家庭教師もしております。麻雀で伸び悩んでいる方は是非。

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編集 / 2019.02.09 / コメント: 4 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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