ゼットン「今日は昨日の続き!!」
バルタン「まだ続くんですかw」
ゼットン「例えば『先制ピンフドラ1』これはリーチすべきと明言されているがそれだけではわかりにくいのでフラットな状況ではリーチと非リーチではリーチに+5の優位性があるとする。」
バルタン「『+5』ってなんですか?」
ゼットン「打点の上昇と和了り率の低下の兼ね合いの結果どれだけ得するかを得点化したものだ。あ、数字はハイパー適当だから。」
バルタン「???」
ゼットン「+の数値が大きいほどリーチした方がよくて-が大きくなるほどダマの優位性が高まると。まぁ、打点の上昇が+15で和了り率の低下が-10。なので情報が『先制ピンフドラ1聴牌』だけだとリーチ優位になる。」
バルタン「まぁ、なんとなくわかりました。」
ゼットン「これが基本値ね。そこに状況値を加える。」
バルタン「状況値?」
ゼットン「状況を数値化したものだよ。例えばオーラスだったら曲げないだろ?」
バルタン「そうですね。」
ゼットン「それは状況を加味したからだろ?『オーラスのトップ目→打点上昇のメリットに意味がない→打点上昇の+15が打ち消される→トータルポイント-10』で非リーチが優位と。じゃあもっと細かい状況を加えて一気に行くぞ?現状は-10ね。」
・3-6-9m待ち(待ちのよしあし)→リーチ時の和了り率の低下が抑えられる+3
・現状2着の親を26000点離しておりさらに2着、3着の間の点差は2300差(他家の挙動)→リーチすれば親は押しにくいので流局が見込める(流局時不聴親流れ)+3
・ダブリー(巡目)→相手も手牌が整ってないので押しにくい。上の状況と合わせて親は相当押しにくいので巡目が早いほど降りを誘発出来る。+3
・実は収支制(評価方法)→素点やチップも成績に影響すなるので打点上昇&チップ期待値+2
バルタン「これでまたトータルポイントがプラスになりましたね。」
ゼットン「そう。極めて限定された状況ではあるけどこの状況ならオーラスといえども『リーチ優位』と判断されるわけだ。」
バルタン「あんまりなさそうですけどねw」
ゼットン「ポイントも適当だしなw実際リーチが優位かどうかもわからんwまぁ、この考え方だと『基本値』のおおよその把握がかなり重要になってくる。ここがずれてると話にならんからな。科学する麻雀はこの基本値について詳しく書かれてると思うんだ。」
バルタン「なるほど。」
ゼットン「でも状況値も大事だろ?状況がないってことはないし要素は複数あるからね。総合的にみると基本値より状況値の方が影響力は大きい。」
バルタン「総合的な±では状況値の方が変動の幅は大きいがが単体の要素では基本値が大きな数字の変化をもたらす、と。」
ゼットン「つまり?」
バルタン「基本値は正確に把握した上で状況値を加味すべき、ということですね。」
ゼットン「ハイ、よく出来ました。」
バルタン「というかこれ昨日の記事にまとめればよかったんじゃないですか?」
ゼットン「それは無理だ。」
バルタン「なんでですか?長くなりすぎちゃうからですか?」
ゼットン「だって『基本値』とか『状況値』とかさっき思いついた言葉だし。」
Author:メカゼットン
健康麻雀の講師をやっています。天鳳十段だったこともありました。
動画制作やってます。YouTube→
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